月齢別の赤ちゃんの発達|0〜12か月ガイド
要点: 発達の目安は「締め切り」ではなく「幅」です。同じ月齢でも数か月の個人差があり、順番が入れ替わることもあります。気にすべきなのは一つひとつの項目より、全体として前に進んでいるか、そして一度できたことができなくなっていないかです。
赤ちゃんが毎日何かを新しく覚えていく様子を見ることは、育児のいちばん楽しい部分のひとつです。では、何か月頃に何ができるようになるのでしょうか。この記事では0〜12か月の発達の節目を月齢ごとに整理します。日本では母子健康手帳の記録欄と乳幼児健康診査がこの確認の土台になるので、そこに沿った形でまとめました。
発達の目安は「幅」である
発達の一覧を見るときに、まず覚えておいてほしいことがあります。こうした目安は、その月齢の多くの子ができるようになっている時期を示したものです。全員が同じ日に同じことをするわけではありません。
この一覧は診断のためのものではありません。目安に届いていない、できていたことができなくなった、あるいは何となく気にかかることがある。そのどれでも、かかりつけの小児科に相談する十分な理由になります。
早産で生まれた赤ちゃんの場合は、出産予定日を基準にした修正月齢で見ます。予定日より2か月早く生まれたなら、生後6か月の時点では修正4か月として発達を見る、という考え方です。
生後2か月
- あやすと笑う。 見慣れた顔を見ると笑い、抱かれると落ち着き、人の顔をじっと見ます。
- 泣く以外の声(「あー」「うー」)を出し始めます。
- うつぶせの姿勢で、少しのあいだ頭を持ち上げます。
この月齢は、定期接種が始まる時期でもあります。接種のスケジュールは予防接種スケジュールの計算から確認できます。
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生後4か月
- 首がすわり、頭を自分でまっすぐ支えられます。
- うつぶせで、ひじをついて上体を起こします。
- 手を口に持っていき、おもちゃに手を伸ばしてつかみます。
- 声をかけると声で返し、機嫌よく喃語を出します。
3〜4か月健診でちょうど確認される内容が並ぶ時期です。
生後6か月
- うつぶせから仰向けへ寝返りします。
- 腕を伸ばして体を持ち上げます。
- 支えがあれば座れます(手をついて前かがみの姿勢で)。
- ものを口に運び、つかもうとして手を伸ばします。
- 声を出して笑い、唇を震わせる音を出します。
離乳食を始める時期とも重なります。進め方は離乳食はいつから、どう進めるかにまとめました。この月齢の様子は生後6か月の発達でも詳しく見られます。
生後9か月
- 支えなしで座れます。
- ものを片方の手からもう片方へ持ち替えます。
- 人見知りが出てきて、自分の名前に反応します。
- 「まままま」「ばばばば」のような繰り返しの喃語が増えます。
9〜10か月健診の対象月齢です。この健診では、おすわり、はいはい、指でつまむ動き、人見知りなどが確認されます。
生後12か月
- つかまり立ちをし、家具につかまって伝い歩きをします。
- 指先で小さなものをつまむ動きができるようになります。
- 「まんま」「パパ」などを意味をもって使い、ばいばいをし、「だめ」の意味が分かります。
よくある誤解
発達の目安については、昔から言われている話と現在の考え方がずれている部分があります。
- 支えなしのおすわりは9か月頃の目安であって、6か月ではありません。6か月で座れなくても慌てる必要はありません。
- 一人歩きと本当の意味での初語は、1歳の目安には含まれません。 1歳の時点では伝い歩きと「まんま」「パパ」程度が目安で、一人歩きはもう少し先です。1歳で歩くのは正常ですが、1歳までに歩くことを期待する必要はありません。
- はいはいは必須ではありません。 はいはいをせずにおしりで移動する子や、いきなり立って歩き出す子もいます。移動する手段を自分で見つけていれば問題ありません。
日本の乳幼児健診の流れ
日本では市区町村が乳幼児健康診査を実施しています。発達を定期的に見てもらえる、いちばん確実な機会です。
| 時期 | 主に見るところ |
|---|---|
| 1か月健診 | 体重の増え、黄疸、哺乳の様子 |
| 3〜4か月健診 | 首すわり、追視、あやし笑い、股関節 |
| 9〜10か月健診 | おすわり、はいはい、つまむ動き、人見知り |
| 1歳6か月健診 | 歩行、ことば、指さし、歯 |
自治体によって時期や回数に違いがあり、6〜7か月健診や2歳児健診を実施している地域もあります。母子健康手帳と一緒に届く受診案内を確認してください。健診と健診のあいだに気になることが出てきたときは、次の健診を待たずに小児科を受診して構いません。
記録をつけておくと役に立つ
できるようになったことを書き留めておくと、発達を線として見ることができ、健診のときにも具体的に伝えられます。「いつ寝返りをしましたか」と聞かれて、正確に答えられる親はほとんどいません。
Baby Wallieでは発達の節目、身長・体重のグラフ、予防接種の記録をまとめて管理できます。ただし2つ、正直にお伝えしておくことがあります。アプリの表示言語は英語とトルコ語のみで、日本語表示には対応していません。また、アプリに入っている予防接種スケジュールはトルコのものなので、日本の定期接種にあわせるには日付を手で調整する必要があります。発達についての疑問はWallie AIに日本語で聞けば、日本語で答えが返ってきます。
ぐずりが続く日が発達の進む時期と重なっていないかは、成長期・ぐずり期の計算で確認できます。夜の睡眠が崩れているときは赤ちゃんのねんねのリズムもあわせて読んでみてください。
相談したほうがよいとき
- 生後4か月になっても首がすわらない
- 9〜10か月になっても支えなしで座れない
- 1歳になっても音や身ぶりをまねしない、目が合いにくい
- 1歳6か月になっても歩かない、ことばが出ない
- 一度できていたことが、できなくなった
最後の項目は月齢を問わず、すぐに相談する理由になります。
お子さんの発達について気がかりがあるときは、遠慮なくかかりつけの小児科に相談してください。この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医師の診察に代わるものではありません。
よくある質問
首がすわるのはいつ頃ですか。
首すわりは生後3〜4か月頃に完成することが多く、3〜4か月健診で確認される項目のひとつです。うつぶせの姿勢で頭を45〜90度持ち上げられることが最初のサインです。機嫌のよいときに短いうつぶせ遊びを1日数回入れると、この力が育ちやすくなります。
おすわりは何か月からできますか。
支えがあれば座れるのが生後4〜6か月頃、支えなしで座れるのが6〜8か月頃です。前後1か月ほどの差はよくあることです。9〜10か月健診の時点で支えなしに座れない場合は、健診の場か、かかりつけの小児科で相談してください。
歩き始めるのはいつですか。
多くの赤ちゃんは生後9〜15か月のあいだに最初の一歩を踏み出し、平均は1歳前後です。1歳6か月健診の時点で歩けない場合は評価が勧められます。はいはいを飛ばして直接歩き始める子も、発達としては正常の範囲です。
初めてのことばはいつ出ますか。
意味のあることばは生後10〜14か月頃に出てくることが多く、その前段階として6か月頃から「ばばば」「だだだ」といった喃語が始まります。1歳6か月健診の時点でことばが一つも出ていない場合は、発達の評価を受けることが勧められます。ことばが遅めでも、こちらの言うことを理解している様子があるかどうかが大切な手がかりになります。
発達の遅れとして気をつけるサインは何ですか。
生後4か月で首がすわらない、9〜10か月で支えなしに座れない、1歳で音や動きをまねしない、1歳6か月で歩かない、そして一度できていたことができなくなる、という5点です。特に最後の「できていたことができなくなる」は月齢に関係なく相談の理由になります。ひとつでも当てはまる場合は、次の健診を待たずにかかりつけの小児科へ相談してください。
この内容は一般的な情報提供を目的としており、医師の診断や助言に代わるものではありません。ご自身と赤ちゃんの健康については、必ずかかりつけの医師・助産師にご相談ください。
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